北海道から玉ねぎ!
志絆会あてに全国から寄付の申し出を頂くことがあります。
北海道の農家さんから、「今年は干ばつの影響でSサイズの玉ねぎが沢山出来たのでよろしければ受け取って頂けないでしょうか?」というメールが届きました。
コロナ感染者も少しづつ減る中、そろそろカレー炊き出しも再開しようかと思った矢先の申し出であり、この方が寄付を考えられた原因の一つと思われる過去の貴重なエピソードをお聞きすることができました。
「叔祖父(祖母の弟)が生前中、路上生活をしていたことを知らず、亡くなった時に祖母に連絡が入ったそうです。祖母は何も言わずに出て行ってしまい頼ってさえくれなかったことを死ぬまで悔いておられたとのこと。(敬称略)その方曰く、きっと生前中どちらかの炊き出しでお世話になっていたかと思います。場所は違えど炊き出しをしてくださってる方に本当に感謝しております。」
非常に胸が痛みました。そして同時にこの温かい思いを受け入れなくてはいけないと思いました。本日80キロの玉ねぎを受け取りました。送料も申し出たのですが、「送料分はおっちゃん達へ何か温かいものでも購入して渡してください」とのこと。もう涙が出そうになります。
炊き出しをしてる中でこういった素晴らしい方との出会いがふと突然出てくるものです。こういった経験が過去に何度かありました。
頂いた玉ねぎは無駄にすることなく有効利用させて頂こうと思います。1日も早くおっちゃん達へ温かいカレーが届けることが出来るよう努力したいと思います。
さて、今月の炊き出しは10月31日(日)13:30あいりんシェルターから旧センターを廻ります。(ごはん、お菓子、ドリンクなど)先月と同様シェルター前には列を作ると迷惑になりますので、旧病院の角あたりでお待ちください。必ずお持ちします。