釜ヶ崎という地域で温かい食事を求める方に、どんな方であっても、一杯のカレーライスをとどける。
社会を変えるような大きな活動ではありませんが、ボランティアが集まり、食材を自分たちで持ち寄ったり寄付をいただくことで、1996年から毎月欠かさず、800食分のカレーをつくりとどけつづけてきました。
参加しているのは、釜ヶ崎の路上生活者やホームレス問題を知り、何か行動を起こしたいと思っている方々です。
大阪に暮らし十年以上活動に参加し続けている方もいれば、大学生や高校生が仲間とやってきて手伝ってくれることもわざわざ遠方からこの活動のために訪れてくれる方もいます。
さまざまな方のご協力のお陰で、釜ヶ崎のおっちゃん達に一杯のカレーライスをとどけるこの小さな活動は灯し続けられてきました。
20万回以上、「どうぞ」「ありがとう」のやりとりを。
時代が変わっても、そのやりとりは変わりません。
温かい食事は、うれしいものです。
できたての温かい食事をすることで、どんな立場の、どんな年齢の、どんな職業の、どんな国籍の人もほっと安心したり、肩の荷をおろしてくれたり、喜んでくれるように。
これからも、そんな活動を続けていきたいと思います。